津々路 真緒 Mao Tsutsuji
クラスの美男子として人気のある高校生。
その背景で「可愛くなりたい」というコンプレックスを抱えていた。このコンプレックスを家族以外だれ一人知っている者はいない。
夜の散歩中、偶然同じクラスメイトの十和碧が高い橋から飛び込もうとしていたところを止めるために、初めて自分コンプレックスを打ち明けた。
以降、休日は碧の悩みを解決するために、友人としてありのままの自分を出すことを決意する。
通常時
ストリートキャットコーデ
ラフ
登場作品
2022年度ヘッダー
テーマ:「真実」
「そのまま」から「なりたい」を足すと「ありのまま」になれる
「真実」は「事実」に対する個人的な解釈だから
どんなに当事者が「真実」を語っても
「真実」は人の数だけ存在する
本当の自分を表現したとしても
元々好きだったのに嫌う人もいる
もっと嫌いになる人もいる
かもしれない
逆に
元々嫌いだったけど好きになる人はいる
もっと好きになる人もいる
だとしたら他人に合わせず
なりたい自分を目指す努力をするだけでいい!!
1人でもいいから
すべてを出しても分かり合える人がいたら嬉しい!!
その一人目は自分でいい!!
津々路真緒は本当の自分を出すことでいじめられると思い
クラスの人気者を目指すために自分を押し殺した
ある日の夜、河川敷を散歩していたら
同じクラスメイトの十和碧橋から飛び降りようとしていた
彼女はクラスで孤立していて、そんな毎日に限界が来たのだろう
自殺しようとしている知り合いを目の前にして『救いたい』と真緒は救いたい衝動に駆られた
とても恥ずかしくて誰にも打ち明けられていない本当の自分をすべてぶちまけた
碧は真緒の普段見慣れない光景をスマホ画面越しに目の当たりにすると、驚きはしたものの自分と似た境遇に共感して涙した
以降、真緒と碧は放課後やプライベート限定の友達となった
真緒は可愛くなりたくて女性ファッションやメイクに詳しく、地味目な印象の碧にそのノウハウをつぎ込んでいった
碧も徐々に自分に自信を持てるようになったところで、真緒は外で遊ぶ約束をした
真緒は約束の日、碧にありのままの自分を見せようと覚悟を決めた
どんな反応をされようとも大丈夫
「ボク、津々路真緒 学校では『チャラ男』だけど、
本当は『女の子のように可愛い』格好するのが大好きなんだにゃ!!」って
天体アトリエヘッダー 2015リメイク
テーマ「帰り途中(エピローグ)」
「始まる直前」より「終わった直後」の方が好きだ。
どんな終わり方をしても、
「終わった!!楽しかった!!」
「やっと終わった」
って幸せを感じられるから。
2015年当時の苦境を思い出しながら、なんとなくの勢いで筆を走らせた。
自分も頑張ってるのに
「なかなかこっちを見てくれない、聞いてくれない」
こんな苦しい思いをするくらいなら、消えて終わりにしたい。
その一方で
自分が消えようとしているところを
「救いの手を差し伸べてくれる人がいてほしい」
という期待もわずかに感じていた。
(2022年に作成)