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久々に図書館で借りた本に刺さりすぎて一番泣いた件【君の膵臓をたべたい】

Si-Ha-(しーはー)!!

七ヶ霜 椎ノ(ながしも しいの)です

 

 

先日面接受けたところが実は―――

『図書館』での仕事だったんです

 

面接を受けた翌日に

勤務地となる図書館まで行って

本を借りながらロケしたと行った感じです

 

でも、結果が1週間もしないうちに来てしまい

落とされてかなりショックを受けています

 

 

そんな中かつての趣味だった読書を取り戻すために

借りてきた2冊の本をちゃんと読むことにしました

 

本当はSNSでバズる方法を調べたかったけど

参考になりそうな本が無かったので

偶然目についたものを借りたんです

 

 

それは住野よる先生の作品で

『君の膵臓をたべたい』『青くて痛くて脆い』ですね

 

まずは実写&アニメ映画化された

『君の膵臓をたべたい』から読んでみました

 

めちゃいいシーンを読んでるときは

親がいたので泣くのを堪えるので必死でした笑

 

 

で、読み終わったタイミングで

金曜ロードショーでアニメ映画版が放送されることを知りました

 

昨日録画したものを一人になっている時に見て

内容を振り返ったら

本当に耐えられなくて終わっても止まらなかったです

 

 

【※ここからネタバレを含む感想なのでブラウザバックを推奨します※】

【※ネタバレでも細かい解説はしません※】

 

 

 

大雑把に内容をまとめると

・主人公(名前は終盤で明らかになる)は男子高校生

 読書が趣味で友達や恋人がいないほど人間に興味ない

・主人公が病院に通っている時に偶然落ちている本を拾って読む

・その本の持ち主は主人公のクラスメイト・山内桜良(やまうち さくら)だった

・その本は『共病文庫』という日記で中身を見られたため桜良は

 膵臓の病気で寿命が短いことを主人公に明かす

 しかも、家族以外の人で知っている人は主人公しかいない

・桜良は死ぬまでにしたいことを主人公と一緒にやっていく

 友達でも恋人でもなく『仲良し』という関係で

・主人公は桜良と一緒に過ごすことで

 お互い性格も価値観も180度違うことから

 いろんなことを理解して人間的に成長していく

 

と、いった感じです!!

 

 

まず、主人公の設定の時点で

『完全に私じゃん!!』ってなってびっくりしましたね笑

 

特に『人間に興味ない』ってところが……ね

SNSで活動してから10年経つけど

いまだにネットぼっちが続いている原因でしたね

 

主人公の場合は

人に興味ないし、自分自身が興味を持たれるほど面白い人間じゃない

でも、桜良のような特殊な事情を抱えた人には興味ある

って感じだったから桜良の絡みにもちゃんと応えたんだろうなぁ……

流されやすい『草舟』と自虐してた割にはね

 

その対応も感情はほぼ出さないけど

読書家ならではの渾身のツッコミでしたね

逆に桜良はそこが面白いと思ったから

病人とは思えないほど常に明るくハイテンションで

主人公にボケをかましたんだよねー

 

 

ってことでまずは

 

笑えたところから 

初めて二人で外出

桜良がテレビで『昔の人は具合悪いと

他の動物のその部位を食べると元気になると信じられていた』

というのをやっていたと言って主人公を連れて行った先が……

焼肉www

 

焼肉ってだけであれだけど

高校生男女二人でしかも昼間に行くところかよw

 

桜良は膵臓が悪いこととは関係なく『ホルモン好きJK』というw

 

あまりホルモンの部位に詳しくない主人公は

コブクロ? え、CD?」というツッコミw

 

テスト後、主人公は福岡に拉致される

「は!?」って思いましたよそりゃw

桜良さんいくら電車で遠出しますと言っても

新幹線に乗ってしかもホテル予約して泊まりって

……これが令和の高校生!?

主人公もこれには

「旅行っていうより拉致だと思うんだよね」って言うわw

 

コントも相変わらず炸裂し

駅降りてから桜良がラーメンのにおいがするということに対して

主人公は気のせいじゃん?っていうところから

「絶対するよ! 鼻腐ってんじゃないの?」

「君みたいに脳じゃなくてよかったよ」

「腐ってるのは膵臓ですぅ」

「その必殺技、卑怯だからこれから禁止にしよう。不公平だ」

 

ここ好き笑 

デリケートな部分にも遠慮なく触れて

冗談を言い合えるところが【仲良し】だと思いましたね

(老夫婦かw)

 

って、だいたい序盤の節の最初の方は

こういうテンポだったので

笑いが欲しい私にとってはとても読みやすかったです

 

ここからは

共感した部分

焼肉行った日の翌日

主人公は桜良に若い女性客が多いスイーツバイキングに連れて行かれます

偶然桜良の親友・恭子に鉢合わせしては睨まれる主人公w

桜良は「キョウコとは仲良くしてね」と言われるんですが

主人公には桜良があまりにも笑顔で元気すぎるように見えたから

本当に死ぬかどうか聞いて「死ぬよ」って言われた後に気づいたことですね

 

『全ての人間が、いつか死ぬようになんて見えないってことに。僕も、犯人に殺された人も、彼女も、昨日生きていた。死ぬ素振りなんて似せずに生きていた。そうか、それが、誰の今日の価値も同じということなのかもしれない。』

 

この『犯人に殺された人』というのは

焼肉屋行った日の深夜に隣の県で通り魔殺人事件が起きたという

ニュースを朝に見ていたのでその人を指しています

 

人間いつ死ぬか分からないので『明日があるのがあたりまえ』

と思って生きていくといつの間にか何もしないで昨日まで

生きて、そして死んでしまうんだろうなと

今の報われていない自分を見つめて刺さりました

 

旅行から帰った後日

その日は雨の中主人公は桜良の家に遊びに行きます

しばらく遊んだ後

目的であった星の王子さまを借りようと手に取ろうとした時

桜良がいつもの冗談半分つもりで主人公に抱き着いてきます

 

これが原因で喧嘩して主人公が帰ります

その直後、外で桜良の元カレ・タカヒロに会い

桜良と遊んでいることが原因で主人公は一方的に殴られます

このまま険悪になるのは嫌だと思って駆けつけた桜良に助けられて仲直り後

主人公は「学級委員(タカヒロ)のように本気で思っている人といた方がいい」

と言った後の桜良のセリフですね

 

「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの。私達は、自分の意思で出会ったんだよ」

 

一見クラスとか病院とかたまたま運よく引いただけじゃんとか思うけど

「進路でその高校を選んだから」「病気にかかった時一番近いのがそこだから選んだ」

ってことにすれば言えるかー(アホですみません!!)

 

私は今でも「やりたいけど(やるための準備したのに)できない」

ことで溢れかえっています

たとえば『ゲーム実況』 機材と編集ソフトは揃っているのに

実家暮らしでしかも家族はデリカシー無いから

やったところで放送事故になってしまうんですよ

選択したいけどできないんだよ泣……

 

って風に人のせいにして言い訳するなと

言われているような気がしました

「本当にやりたいことのために

『お金貯めて一人暮らしする』『すぐにやりたいなら家族を説得する』

とかいろんな方法があるのにそれを選択しなかった自分が悪いんだよ」

という裏返しなのかなとも思いましたね

 

いままで進路も仕事も『安定ルート逃げの一手』だったから……

(不良時代にタイムリープしてリベンジする○○ミっちじゃないけどw)

 

 

ついに入院してしまう桜良

仲直りした後数値が悪化して急遽入院した桜良

お見舞いに行った主人公はまたさらに多くのことを教わります

 

その中でも特に刺さった桜良のセリフがこちらになります

 

「皆は【仲良し】君の人間性を知らないから、そういう風に思っちゃうのさ。互いの勘違いをなくすためにも、君は皆と仲良くするべきだと思うな」

 

この後「君が面白い人だってわかってくれるよ!」なんて風に励まされて

『そうだよ!!あのガム渡してくれるあいつとかさ!!』なんて思いながら

読み進めたんですけど

「僕はその人が僕をどう思っているか想像するのが趣味なんだ、そう『自己完結王子』なんだ。敬ってよ」

なんやねん!!せっかく励ましてくれたのにそれはないわwww

というやり取りが続きますが笑

 

私は自分から話しかけるのがトラウマの影響で

なかなかできないんですよ

実際SNSでも一時期無償依頼でイラスト描いてましたが

真剣に依頼に対して質問したのにも関わらず無視されて

計画が頓挫されたこともあるので……

 

それで、今もどうすれば外で身近な人と仲良くなれるのか

分からなくて困っていた時に

この言葉によって少し自信がついてきたような気がします

Twitterに復帰した時に気になった人に話しかけるときに

思い出したい名言ですね

 

 

最後に

本当に泣いたところ

読んだ、視聴された皆様なら絶対選ぶであろう

『共病文庫』の一番最後に書かれていた主人公に向けた遺書!!

 

桜良はまさかあんな終わり方をするとは

思いもしなくてびっくりしました

 

冒頭で桜良が亡くなって葬式開いている中

主人公は部屋で本を読んでいましたが

最初は桜良が亡くなって日常が戻ったから

人間に興味ない薄情な主人公に戻ってスカしていると思ったら

殺された悲しみを読書で忘れて逃げていただけだったんだ……よかった

 

亡くなって10日後にようやく桜良の家に訪問して

そこで共病文庫を手にして読むのですが

私が泣き始めたのはこの6行からですね

 

「だけど君は、君だけは、いつも自分自身だった。

君は人との関わりじゃなくて、自分を見つめて魅力を作り出してた。

私も、自分だけの魅力を持ちたかった。

だからあの日、君が帰ったあと、私は泣いたの。

君が本気で私を心配してくれた日。君が私に生きててほしいって言ってくれた日。

友達とか恋人とか、そういう関わりを必要としない君が、選んでくれたんだもん。」

 

最初から面白いと思っていた桜良のことだから

自分が持っていない彼の魅力を綴った

最初の3行だけは書くだろうと思いますけどね

 

元々人に興味無かった主人公なのに

「よく遺書にここまで書かれるほど成長したよ―――」

って思ってね

最初の主人公は「本当に何言ってんだこいつ?」って感じだったし

桜良の『人間性を知らないから、そういう風に思っちゃう』

ところがあっただろうし

ちょっとした興味を積み重ねて桜良のことを知りつつ

桜良の発言で学ぶなんて言うほどにまで至ったから

「小さな成功が大きな成功につながる」ように

「小さな興味がかけがえのない人間関係につながる」んだと思いました

 

この後も「初めてたった一人の人間として必要としてくれた」とか

「君は凄い人間だよねー。皆も君の魅力に気づけばいいのに」と

さらにエモくなるセリフが来て―――

 

「君の膵臓を食べたい。」

 

だもん!!涙腺崩壊不可避でしょこれ!!

この後は不慣れながらも

恭子に勇気もって話しかけたのも熱かったし!!

 

最後までこんな浅い感想に付き合っていただきありがとうございました

まだ読んでも見てもいない方にはこの感想をきっかけに

「君の膵臓をたべたい」に興味を持っていただけたら嬉しいです

 

今後読書も月1冊でいいから読みながら感想書いていきたいと思います

 

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