Si-Ha-(しーはー)!!
七ヶ霜 椎ノ(ながしも しいの)です‼
今回は以前公開したメイキング講座で
説明が不十分だったため
何個か重要な部分を絞って1個ずつ記事にしようと思い
解説していきたいと思います
最初に解説するのは
みんなが最も気になってるし、一番描くのが好きな部分であろう
『目』からですね
こちらの目についてですが、
あくまで目全体の大きさや形は説明はしません
描くキャラクターによって目の縦横比、黒目と白目の割合は変わるし、
特に男性キャラクターの場合は女性キャラクターと比べて目が小さくなるため、
いくら細かく描いてもあまり意味がないように感じるためです
(ショタキャラ、男の娘、デフォルメ系など一部例外はありますが)
なので、参考例として使う目は全部女性キャラクターになります
ご了承ください
目の描き方にはある程度パターンが決まってる
いろんな作品を見てきて大雑把にパターンがあるのかなと思いましたね
特に目のハイライト(星という部分)と瞳の表現でそのキャラクターのアイデンティティが決まると言っても過言ではないですね
※セブフロちゃんの目を使用して説明
(かなり白目の大きさが異なっているが2021年以降版に向けてキャラデザ中のため)
目のハイライトの位置について思ったこと
『自分の絵柄はこれだ』とハッキリ自分の印象を与えるために描き方を変えない絵師は多い。
多くのキャラクターの作品を描くくらいなら少しずつでよいが、バリエーションは増やすべきだと思う。
私は一生描き続けたい理由から絵柄よりもデザインのコンセプトで印象を残したい派なのでそこまでこだわっていない。メインの疑似厚塗りとサブのアニメ塗りの比率を調整してはいるけど。
・ハイタイプ:どの世代の絵柄にもあるタイプ。最も使用されている王道な描き方で、キャラクターを描くならこれが入門だと思う。ポケモン剣盾の主人公やイナイレGOの松風天馬のように真上に入れる表現もある。
・ロータイプ:2000年代後半以降深夜帯のアニメを中心に流行り始めたタイプ。上が全体的に暗く見えて落ち着いた雰囲気が出るので、クールでリアリティな目を表現するのに適している。
・センタータイプ:鉄腕アトムやドラえもん、遊戯王など、古い世代に多くあった表現法。2010年辺りから刀語、Re:ゼロから始める異世界生活や鬼滅の刃などの一部キャラクターでも再び使われるようになり、流行再来のオールドファッション。
・無し:ボカロ曲というジャンルが出始めた辺りから流行り始めているタイプ。素朴さやダークなイメージを表現するのに適している。代表的にいえばダンガンロンパやカゲロウプロジェクト、スプラトゥーン。影を無くして瞳を目立たせたり敢えてベースと影のみにしたりと入れ方を工夫することで魅力的に表現できる。
瞳の描き方について思ったこと
全体を通していえば瞳の色の濃さでキャラクターの性格を表現すると良い。
目は『全体の縦横比』や『黒目と白目の面積比』、『色味・色の数』、『星の数・大きさ』で決まるがこの中に『瞳の描き方』も取り入れればバリエーションが増える。
・色付き:普通に表現するなら一番適している。自分の場合は普段真っ黒に近い色を使用しつつ中心またはやや上部分を若干明るくすることが多い。カラフルな色を使用することでもっと面白い表現ができ自由度が高い。
・無し:ぼんやりしている感じやつぶらな瞳のキャラクターに適している。あえて瞳を表現するような中心の丸い影を取り除いて上半分を直線に塗ってほんの小さな星を入れるとまんまるおめめで可愛くなる。
・黒ベタ:古い絵柄に見る瞳&上半分黒ベタではなく、瞳だけを黒ベタにする表現。今となってはほとんど使われない表現なので、気が強いや半獣人、吸血鬼等のキャラクターを描くときに小さめに打つことで魅力的に表現できる。瞳を目立たせて上の影を薄めてコントラストを上げると迫力が上がる。
・輪郭のみ:最近絵柄の幅が増えてきて稀に見ることがある。たいていは輪郭のみを加えてから中心部分は黒目のベースカラーとは全然違う色を入れてカラフルな表現をすることが多い。
・(下)半分輪郭:瞳の描写が無しのタイプでぼんやりさせたいけど少しは引き締めたいって時に使用することでぼんやり系と気が強い系のキャラクターの中間を表現できる。
私が意識している目の表現
私のかつてのTwitterのフォロワーさん(この人はTwitterを辞めた)の中に
「目の描き方が好き」と言ってくれた方がいました!!
あれは本当に嬉しかった、ありがとうございます!!
レイヤーも含めて意識している点をまとめてみました
あのメイキングを見てわかるけど
本当に普通の人はやらないイレギュラーすぎるレイヤー配置w
今どきの絵柄でいうと絶対に抑えるべきポイントは赤ペンで示しています
・ハイライトはベースに近い色+別の色も入れる
・まつ毛の端は肌の影の色を使って透かそう
・まつ毛にハイライトを入れる(黒目からスポイトで拾って複数色使おう)
この他にも大事な点がもう一つあって……
それは、影の濃さは真ん中あたりを一番暗くするってことです
実物の球体を上から光を当てた状態で見ると分かるのですが
(学生時代に授業で描いたデッサンになりますw
他にいい材料が無くてすみません 素材は発泡スチロール)
学校でトップ目指したくて必死になってたのであの時の事を鮮明に覚えています!!
上から光を当てても一番暗くなる部分が一番下とは限らないのです
だいたい真ん中あたりが一番暗くなるんですね
なぜなら、下の方は光が直接当たらなくても
周りが明るければその明るさの影響で地面が光を反射するので
球体の下の方は反射した光を反射して若干明るくなるんです
これを描いた後にようやく自分の描くキャラクターの目の透明感の無さの原因を
発見できて今のような塗り方にしてますね
ベースカラーの補色を暗く濃くしてから、スクリーンで上の方を塗ることで
さらに透明感を上げています
ヘッダーキャラクターのデザインで意識していること
私はこの「天体アトリエ」のヘッダー制作を2012年からずっとやってますが
(2014年までのは消えてるけど泣)
私のブログヘッダーキャラクターの中でも目の描き方が印象的なこの
3人にフォーカスして説明しようかと思います
セブフロちゃん
自分自身が『七ヶ霜 椎乃(当時)』として活動する時に、
このブログの看板娘としてずっと使いたいので自分らしさを加えつつ、
幅広い層に見てもらえるように王道の塗り方に決めました
ファンリン
4頭身かつ自己流のパーツの比率でデザインしていたため、
シンプルな塗りでありながらもカラフルさを出したくてこうなりました
目指している絵柄とは遠いけどビビッドカラーが素敵な
LAM先生やMika Pikazo先生の作品が参考になりましたね
ニーゼ
「中央にハイライトを入れるとか古くない!?ダサくない!?」
とか思いつつも「リゼロのエミリアや鬼滅の炭治郎は何故か嫌いになれない」って
複雑な感情になって、自分でも好きになれるセンタータイプの目の描き方を研究したんですね
(一番最初にセンタータイプを採用したのは2015年度の碧だけどキャラデザはなんとなくの勢いで描いていたため失敗してるのでリメイク時頑張ります)
そしたら、少女漫画でありがちな大きすぎるうえに多すぎるハイライトの表現が
ヒントになり、古いのが苦手な私にも『温故知新』になることができて
新タイプの目イキングを誕生させたのです!!
瞳の他にカラーマスカラを付けて大人っぽく表現させるという発想ぶり!!
んで、後に自分が生まれる前に放送してたスラムダンクのアニメも見れたというw
結論を申し上げますと……
『キャラクター設定さえしっかりしていれば
目の描き方なんて設定に沿えるだけ!!』
(パクるなw)
描き方は自由でいいと思っています
一から真新しいものができてそれが流行れば万々歳ですけど
どうしても無理だったら、好きな絵師を参考に
それでもダメだったら、昔流行っていた目をアレンジすれば良くなる可能性が
十分あるということです
なんだかんだまずは自分の描く絵柄が好きになれるように
ひたすら好きなイラストを集めて描けるまで研究することから始めるべきかな
今度はスレイヤーズとか1990年代に多くみられていた
上半分と瞳を黒ベタにデカすぎる星をどうアレンジするか考えてみようかな?
ここから雑談
今月は私のペンネーム『七ヶ霜』にちなんで私の1ヶ月です!!
(由来が『霜月=11月』だから)
11月はハロウィンとクリスマスの間でイベント無くて
暇とかいうやつ多いけど
11月生まれに失礼だからな!!
私じゃなくても誰か怒るよw
『七ヶ霜』にちなんで誕生したセブフロちゃんの
バースデーイラストも描きますし(11月7日)、
翌日8日は私とエイフロちゃんの誕生日でもあるので
私たち3人を祝っていただけるとありがたいです!!
ファンアートは尚ありがたい!!
あとさらに『天アトStar lights 二塁ランナーズ編 第二話』も
来週締め切りなので今週忙しくなるわこれw
あと一つ……Instagramついに始めることができました!!
諸事情によりIDは「@siino_sevenfrost」になってしまいましたが
インスタではこっちが公式IDになります
他のSNSで「@siino_sevenfrost」を見つけたらそれ私じゃないから
もし装った偽物だったら各運営さんに報告してくださいw
下にリンクを貼ったので見てね!!
イラストや落書きはこっちが中心になります
日常の写真も載せる予定
以下のフォローもお願いします!!
・Instagram ID:siino_sevenfrost
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
Si-you!!